こんにちは。シーズベーカリーです!今回は「 国産小麦 」の話をしてみたいと思います。国産小麦の話になるとちょっと熱くなるパン屋です。
国産小麦の安全性
小麦粉は世界中で作られている作物です。欧米の大規模な農場では、収穫前の小麦畑に除草剤を撒いて、意図的に小麦を枯らして小麦を収穫するというやり方をしています。この事実を知った時には私自身も驚愕しました。除草剤というのは、相当強力な薬品なんじゃないのか。そんなものが入ったものを食べてもいいのか?安全なのか?というごく普通の疑問です。
この除草剤に含まれる「 グリホサート 」という成分は、日本では「ラウンドアップ」などの製品に含まれている成分です。
国内産の小麦はどうなのか?ほとんどの国内産の小麦はこのような収穫法ではないということがわかりました。まず危険性が感じられる小麦粉を一つ一つ減らしていくことから、シーズベーカリーの使う小麦粉を選び直しました。現在は100%国産小麦となりました。
小麦畑の景色を作る
もうひとつ国産小麦にこだわる理由のひとつに、国産小麦のみずみずしさがあります。国産小麦は総じて水分量が高いのです。除草剤で枯らしていないということも一つにありますし、輸送の時間がかからないのでそれだけフレッシュな状態で製粉されるということです。水分量が多い生地は、それだけで扱いは難しくなります。ですが、それだけおいしくもなる。小麦粉のフレッシュさというのは、新米と古米の違いのようなもので、採れたて挽きたてのものがやっぱりおいしい。このあたりが国産小麦の安全性に加えおいしさの点からも、地粉まで行き着いた理由です。
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